we all live...

猫のいる暮らし

生きているから……この歌を学校でならった時、授業で歌いながら、私の頭の中には映像がながれる。みんな友達で、仲間で、辛くても、悲しくても、同じように生きている。おけらとは友達になりたくなくて、虫と友達になりたくない自分は意地悪なのかと少しうしろめたかった。それからずっと、純粋にいきものはみんな手をつないで生きている仲間だという意識が強くここまできた。ガーデニングを楽しむようになり、蝶がレモンやオレンジの葉に卵をうみにくると、あっ!来ないで、他のレモンの木に行って!とか、かみきり虫がくると公園の木までつれていったりとか、かなぶんの幼虫は椋鳥にあげたり……虫が嫌いだ。友達として嫌いだ。植物も生きている。生きるということは、仲間を守ろうとした時、友達をきらなくてはいけない時やことがある。辛い。それこそが生きている証拠。笑うことよりも。