Harvested organic tomato in snow white February.
一昨年に種から育てたイタリアントマトの
食べたあと、種をサラダリーフ用のバスケットの隅っこに蒔いておいた。
食べたあと、種をサラダリーフ用のバスケットの隅っこに蒔いておいた。
手をかけてなかったから、半日だけの日照不足で、秋を迎えようとしている夏の終わりに発芽していた。
いよいよ肌寒さを感じるようになる頃、
寒さの中に放置できなくて、鉢に植えてベッドルームで一緒に越冬してみようとこころみた。
真冬をむかるなかで、花をつけたので、蜂や蝶のかわりに筆先で受粉作業をした。寒すぎるからだめかなって申し訳ない思いで、一緒に真っ白な冬景色の中を過ごした。
ある日花が落ち、よく見たら小さな小さな実になった。嬉しくなって、収穫できるかもっていう希望がキラキラってしてきた。
だけど、5年前の冬の厳しさを彷彿とさせる寒い日が続き、休眠状態に入ったのか、
大きくなりかけていた実の重さで茎がまがってしまった。
トマトを信じて先端だけ茎を折り挿し穂にした。
グリーントマトのままかたくなってしまうのではないかとおもっていたら、ほんとうにゆっくり、ゆっくり、窓から自分のタイミングをうかがいながら赤くなった。
ゆっくりというか、ちゃんと赤くなるために季節を感じていたんだと思う。
ベッドルームは昼間だけ小春日和だよとトマトはおしえてくれた。